2015年5月5日火曜日

"Sherry"

最近よく聞く音楽があります

軽快なバンドの音楽から始まる「Sherry~ Sherry, baby~♪」というヴォーカル。
60年代にアメリカを席巻したグループThe Four Seasonsの"Sherry"です。
"Jersey Boys"という映画で知ったグループで、今は大のお気に入りです。
このくらいスローなテンポでノリたくなる曲、今はあるんでしょうか?


前置きはこのくらいにしまして。
この歌の"Sherry"は人名ですが、僕にとってはシェリー酒の方が馴染み深いです。
といってもシェリー酒そのものはほとんど飲みません。
シェリー樽で寝かせたお酒があります。


そう、ウイスキーです。


ウイスキーの本家本元、スコットランドでは寝かせていないウイスキーが飲まれていました。
しかし、戦争の費用ねん出のために多額の税が課せられるようになったため、酒造家はシェリー酒を作った樽にウイスキーを隠して税の取り立てを逃れようとしたのです。
その結果、熟成したウイスキーの美味しさから、ウイスキーは熟成されるようになりました。
現在ではバーボン樽とシェリー樽で寝かせるのが主流で、まれにワイン樽やブランデー樽などで寝かせたものもあります。

そして今回、シェリー樽熟成のウイスキーを初めて購入しました。


The GlenDronach(ザ・グレンドロナック)12年



スコットランドのハイランド産のウイスキーで、シェリー樽熟成です。
蓋を開けるとシェリーの甘~い香りを嗅ぐことができます。

シェリー酒熟成のお酒の特徴は、色が濃いこと。



これは以前ご紹介したアバフェルディと一緒に並べた写真です。
バーボン樽とシェリー樽の両方で熟成させたアバフェルディに比べると、かなり茶色いですよね。

どちらも甘いウイスキーですが、アバフェルディはサッパリ軽い口当たりなのに対し、ドナロックは香りも味も濃いです。
どちらも12年熟成なのに、こんなに違うのが驚きです。

ちなみこの翌日、普段のみ用にブレンデッドウイスキーを購入しました。



左端のTECHER'Sです。
1000円代のブレンドの中では評価が高いお酒でしたが、ここのところシングルモルトばかり飲んでいた僕の舌では物足りなさを感じてしまいました。
クオーターカスクという小さな樽で早期熟成をしたお酒なので、刺々しさが残っているのが好みに合わなかったのだと思います。
癖の強いラフロイグというアイラウイスキーがありますが、これも定番の10年熟成は大好きですが、クオーターカスク製は好きではなかったりします。


濃厚な味わいと40%を超えるアルコールによって、少量で心地よい満足感と酔いを楽しめるのがウイスキーの良いところ。
是非味わってみたいウイスキーは山のようにありますが、ウイスキーは本当にたくさんあります。

お勧めのウイスキーなどあれば、ぜひぜひ教えてください!

0 件のコメント:

コメントを投稿