とあるウイスキーの香りを僕がどう感じるのか、と。
スタッフ間で意見がバラバラなので僕の意見も、ということだったのですが、僕は鼻がきかないのでサッパリでした ◝( •௰• )◜
そして、その日の帰り、電車の中で。
目の前に立っていた男性の加齢臭にはしっかり参ってしまったのでした。
さてさて。今回の酒は職場の近くの初Barにて。
・ROYAL HOOCHNAGAR 12
・PORT ELLEN 24 (1979) 3rd eddition
・PEAT MONSTER
まずBARに着いて、シングルモルトが集まっているエリアの前に陣取りました。 (ง `ω´)ง
一通りボーッとボトルを眺めていると、酒屋で気になっていたボトルに気づきました。
"ROYAL LOCHNAGAR 12"
名前にロイヤルを冠するこのシングルモルトは英国王室御用達で、それはヴィクトリア女王に与えられた。
というのが国内代理店のキリンの謳い文句です。 (๑❛ᴗ❛๑)
ほのかな甘い香りがします。そして、まろやかで軽い口当たり。
マイルドなチョコのような風味で、ロースト感もあります。
でも全体的に軽い。
15分かけてのんびり飲んでいると、甘みの中から次第に麦の苦みが顔を出してきました。
口内に残る余韻が心地よいです。
ロッホナガーを楽しんでいる間に、棚の中のボトルをじっくりと見聞していました。
軽い酒の次は、癖のある酒がいい。
ということで、アイラモルトやアイランズなどをチェック。
そしたらマスターが店の奥からあるウイスキーを持ってきてくれました。
"PORT ELLEN"
ポートエレンはアイラ島の蒸留所で、現在は操業停止しています。
蒸留施設は残っていないけど、原酒のストックがあるので、それを自社で瓶詰したり、他社に供給しています。
今回のものは24年熟成の1979年に瓶詰されたオフィシャルのタイプ。57.3%のカスクストレングスです。
イベント時に開封した残りだそうで、アイラ好きの客に特別価格で提供しているのだとか。
かなりオイリーで、アルコールが舌にまとわりついてきます。
ピートの味をしっかり感じらました。ナッツのような甘みや干し草のような風味。潮気。
煙草は吸いませんが、さながら年季の入った木製のチェアでパイプの煙を吐くような気分。
そんな感じで、喉に残った香りと風味を深く息をついて余韻を楽しみました。
幸せ。 (灬╹ω╹灬)
ここいらで帰ろうかと思ったのですが、ポートエレンの余韻は長くは続きませんでした。
ということで、最後の一杯を頼むことにしました。
とはいえアイラモルトの後に飲む酒は限られます。
同じアイラか、癖の強い酒。たとえばオールドプルトニーとかスプリングバンクとか。
で、目をつけたのがこちら。
"PEAT MONSTER"
ラガヴーリンの左側にある派手なラベルのボトルがそうです。
完全に名前だけで選びましたが、ブレンデッドです。シメにブレンドの選択は久しぶりです。
COMPASS BOXという会社の商品ンです。
この会社はジョニーウォーカー出身の方が創設者で、革新的なブレンドをつくると有名です。
通常ボトラーズというと会社のカラーがあって、それに合わせてブレンドします。
でもコンパスボックスは、ボトルごとにテーマを決めてブレンドすることで知られています。
ピートモンスターはアイラ系のシングルモルトが37%、ハイランドのシングルモルトが34%、アイランズが29%で構成されています。
ということで、名前から想像していたほどのピートは感じられず、軽やかで甘みが強いです。
これはハイランドを混ぜたことでこうなったのかな、と思います。
アルコールが先に際立ち、徐々に落ち着いていくタイプです。
それでも序盤から終盤まで甘みはしっかり感じられます。
後半になるとピートがより強くなってきます。
とても余韻の長いお酒で、家に帰るまでウイスキーの残り香を感じられました。
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