ちょっと大げさなタイトルから始めます今回の記事。
しばらく流行から離れていたことから、以前から抱いていた疑問がこの秋冬のスタイリングを考えるにあたって浮上したものです。
10代の僕はアメカジ。20代前半はファッション誌でいう、きれいめ。20代半ばでトラッド。20代後半になってイタリアンクラシコとカジュアル。そして最近は少しモード。
というのが僕のファッション遍歴です。
20代半ばでなぜか一時トラッドに奔ったものを除けば、全てそれぞれのジャンルで流行の中に身を置いていました。(´-ω-`)
本当に日本人は流行が好きですよね。
特に女性はみんな同じ服を着ています。2~3時間ほどカフェの窓際なんかで定点観測すると面白いことに流行アイテムを身に着けた女子を何人も見かけます。(´▽`) '`,、'`,、
男性は住み分けがあるものの、やはりそれぞれの中で流行の最中のアイテムを皆同じように持っています。
僕も同じです。
カモ柄だと言われれば買い、クラッチだと言われれば買い、ストライプと言われれば買い、ジャガードと言われれば買う。
時々1、2シーズン先取りして悦に浸ったりもしていましたが、今思えば貧しい考え方でした。( ´ᆺ`)
奇しくも服にかける予算が減ったことで、古着をスタイリングに取り入れるようになって、流行最前線から離れることになりました。
(おかげでブログの記事も減りました!!)_(┐「ε:)_ズコー
そこで、ふとファッションってなんだろうと思ったのです。
そしてファッションデザイナーの名言に出逢いました。
"スタイルがすべてね。スタイルという言葉が、いちばん重要なの。ファッションという言葉も、うまく理解されてないわね。なにを意味するのかわからずに使っている人が多いから。経済とその時代の社会的な状態によってつくりだされるリズムが、ファッションなのよ。"
――ダイアナ・ヴリーランド
"ファッションはすたれる。だがスタイルは永遠だ。"
――イヴ・サンローラン
"装うことは素敵。けれど装わされることは哀しい。"
――ココ・シャネル
これらの言葉でハッとしました。( ✧Д✧) カッ!!
今まで僕がしていたのはファッション(時代)を装わされていたんじゃないかと。
多くの人も、雑誌やアパレルショップが提案する服をそのまま買って着ます。
「なぜその服を買ったのか?」という問いに何と答えられるのでしょうか。
僕ならこうです。今やりたいスタイリングのパーツとして欲しかったから。
でもそのスタイリングはピッティスナップの誰かだったり、アパレル関係の人の服装の影響を受けたものであり、結局流行のスタイリングを構築するためなんだと思います。
ただ、絶対的な掟ないし縛りのようなものはありました。
「人と同じではなく、奇抜ではないスタイリングをしよう」
これはもしかすると、スタイルの種なのかもしれません。
(流行は取り入れつつ、でもなんか違う人たち。僕)
サラリーマンを辞めてフォトグラファーを目指すという、メジャーな生き方を外れた僕ならではの生き方というか。でもなんだかネガティブな発想だと思います。
将来どうなりたいか。
そう考えて、どう生きるかを考えれば、今の生き方=スタイルが構築されていく気がします。
ぜひ自分の生き方を装うことができるようになりたい。もちろん、TPOに合わせて柔軟に対応できる芯のような形でです。
さて、おまけで日本社会におけるファッションとスタイルについても少し言及してみたいと思います。
日本人が流行に流されやすいのは幼少から型にはめられて生きているからだと思います。
たとえばランドセル、学生服、リクルートスーツ、社会人になってからのスーツ。
最近はランドセルもカラフルになってきましたが、これは流行の範疇でしょう。
ダボダボの学生服に踵が潰れたローファー。紺かチャコールグレーのリクルートスーツ。
ストライプのスーツを着たサラリーマン。
僕も全て歩んできた道ですが、まったくつまらないと思います。( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
3年間も着る制服ならイージーでもいいからオーダーにして、自分の体型に合った服を着る楽しみを覚えるとか、靴の手入れを覚えて物を大事にする精神を学ぶとか色々やり方はあると思います。
そんな中で、越し履きなどの着崩すことに楽しみを覚えたのなら、それはファッションではなくスタイルなんじゃないかと思います。
というわけで、今のクローゼットにある洋服たちを、ファッションではなくスタイルにどう取り入れていくか。洋服は自分とは何者かを表す一手段としても使えます。まずは僕はフォトグラファー/クリエイターなんだぞというのが分かる形のスタイリングを考えてみたいと思っています。
ちょっと付け焼刃みたいですけど……。
あ、でもガチガチのカメラマンベストにカメラマンバッグ、そしてハンチング帽なんてのはしませんからね!(笑)(・ω<)☆
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