先日Barkのニットダッフルを売却してしまいました。
愛着はあったのですが、肩が凝るのと、ニットなので肩へのダメージが気になって機材を担ぐ仕事の日は着られないのが売却の決め手でした。
アウターはASPESIを購入してので、クローゼットはまだパンパンです(笑)
さて、今回購入したのはほとんど一年ぶりとなる新品の革靴です。
しかも、お初な体験がいくつもあるチャレンジングな靴です。
前回はCharch'sのEllyという正統派ファクトリーの変わり種シリーズを選びました。
そして今回選んだのは若手ファクトリーの正統派モデルです。
Zampiere。
スペインはサラゴサに生まれたファクトリーです。
サラゴサはアラゴン州の州都で、アラゴン州は南北に山脈を持ちその中に東西に河が通っています。
州都のサラゴサはこの川沿いに発展しました。
マドリード、バルセロナ、ビルバオ、バレンシア、ビルバオなどのスペインの大都市をつなぐ要所です。主な産業は製造業で、電機メーカーや鉄道車両メーカーなどがあります。
革産業は特に目立っているわけではないこの土地で、1960年にZanpiereは生まれました。
一言で特徴を言うと、女性視点による伝統の現代化です。
このブランドのデザイナーは女性で、彼女はトラディショナルというものを大事にしながらも、色やディティールを中心に古くささを打ち消した靴をデザインしています。
革もまた、グッチやプラダなどのハイブランドへ卸しているイタリアのインカス社のものを採用しています。
さて、能書きはここまでとしまして、購入した靴の紹介に移りましょう!
モデル名は5223-ST、サイズは7、ワイズはおそらくEです。
ごく一般的な黒の外羽根Uチッブです。
実は今までこの種の靴は持っていなかったので、これが一つ目の初!になります。
オンオフ兼用足りうる形の靴だけあって、これ!と決めるまでは苦労しました。
どのブランドからも必ず1モデルは出ています。
その中で最初に定めた篩はマッケイ製法系であることです。
履き心地のよい外羽根、足の甲や側面への当たりの少ないUチップという特性から、とことん履き心地にこだわるというのをコンセプトにしようというわけです。
となると、多くの英国米国ブランドはリストから消えます。日本ブランドの多くも消えました。
主なターゲットはイタリアやスペインのブランドです。
でも僕はロングノーズが苦手です。特にポインテッドトゥは僕のスタイルでは全身の調和を取れない形です。
このZampiereはロングノーズが特徴ながらも、ほどほどの長さと立体的な甲回りによって、クラシカルさを残しています。
美しいトゥ……!
ポリッシュしたときは更に美しくなるのでしょうか。
側面の飾り穴は女性デザイナーならでは。
でもやりすぎに感じないのがすごいですね。
マッケイ製法系の中でも特に履き心地の柔らかなボロネーゼ製法で造られています。
有名なマグナーニもこの製法が多いです。
先日デビューし、心斎橋筋商店街を往復してみました。
初日ながらも快適な履き心地はマッケイ系ならではだと関心しました。足も軽く、靴擦れもなし。疲れも微小です。
屈曲の負担も少ないので、長く履き込んだグッドイヤーに次いで仕事に向いていそうです。
革も柔らかいのでリピートも考えたいブランドです。
トータルコーディネートや履き込んで手入れした靴も、いずれご紹介します!
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